バイオ4とは?
バイオハザードシリーズの転換期となる人気作
2005年1月11日ゲームキューブにてバイオハザード4が発売。ゲームキューブ環境に置ける最高のグラフィックとアクション性の高さが魅力のゲームであった。あれから16年が経過し、再びVRの世界で蘇る。
VR版は何処で遊べる?
OculusQuest(オキュラスクエスト)から配信開始
バイオ4のVRは、VRゲーム機の中でもコスパが良いと評判のOculusQuest2で配信される。操作は、体を直接動かして銃の狙いをつけたり、ナイフを振るなどのアクションが可能。過去にバイオ4を遊んだ人はもちろん、まだ遊んだことのない人にはぜひ楽しんでもらいたいソフトとなる。
バイオ4は買い?
初見プレイヤーは迷わず買いの良作
バイオ4は、ゲームのボリュームやアクション性の高いゲームとして人気作品である。過去に遊んだことがない人にとっては、レオンのアクションやバイオの世界観を楽しめる良作だ。ホラー要素が薄い欠点もあるが、VRのリアリティで帳消しとも取れる。
VRバイオ4のおすすめポイント
画面構成がVRに最適化されている
バイオ4をVRで遊ぶ上で感動したポイントは、セーブのタイプライターである。正直セーブなんて今どきオートセーブで良いじゃん…との意見もありそうだが、「VRで直接タイプライターを操作する」の発想は見事。煩わしいセーブシステムがミニゲームに早変わりとなる。ハニガンとの通信や回復アイテムの使い方など、芸の細かい仕様となっている。
ガンアクションとVRの相性がいい
ナイフの取り出し方やハンドガンのエイムなど、「VR操作のリアリティをとことんまで追求した結果」と満足できる仕上がりである。コントローラーでのエイムと違って、リアルの手を動かして標準を構える気持ちよさは格別だ。それでいて、リアルでの移動は最低限でまとめられているため、何時間でも遊べる仕上がりである。
VR版バイオ4のネガティブ要素
グラフィックの水準は落ちる
バイオ4は、16年前のゲームキューブの作品である。複数回リメイクされており、グラフィックもリリース当初からは大幅に改善している。それでも、最新版の「ヴィレッジ」やREエンジン搭載のRe2-3と比較するとグラフィックの粗さが目立つ。
レオンのアクションが人間離れしている
「VR操作のリアリティをとことんまで追求した結果」と評価したが、ここには1つ罠がある。それは、VRアクションを行うには、レオンの動きが人間離れしている点である。VRゴーグルを付けた状態で「回し蹴り」「ベリー・トゥー・ベリー・スープレックス」「窓を突き破る」などのアクションをできるプレイヤーは存在しない。体術アクション中、現実に引き戻される点は、ホラーゲームとしてはマイナス評価となる。
ムービーシーンはVRでの再現なし
バイオ4の特徴として、ゲーム中のムービーで発生するQTE(クイック・タイム・イベント)がある。ムービー中に、突如現れるキーに合わせて操作すると、イベントの成否が決まるシステムだ。VRバイオ4でのムービーシーンは、動画再生窓が表示され、そこを眺める使用となっており、VR体感とはややズレた使用となる。
VRバイオ4まとめ
視点で評価の変わる作品
VRバイオ4は、ガンアクションやゲームのボリューム、体を動かす楽しみを考えるとVRゲームにとってのキラーソフトにもなり得る出来のソフトである。特に、ハンドガンやショットガンのリロードをVRで体験できる点は、控えめに言って最高。
一方でグラフィックやホラーゲームとしての恐怖体験を求める人には、やや微妙なゲームとなる。純粋な恐怖体験を求める人にはPSVRで配信中のバイオハザード7をおすすめする。