2020年5月の期待作『ゼノブレイド ディフィニティブエディション』。
本作はWii/3DS版の画質を向上させたリマスター版となります。
本記事ではSwitch版は買いなのかどうかをリマスターやボリューム感からレビューしています。
過去作との違い
追加ストーリー「つながる未来」が収録
Switch版『ゼノブレイド』と3DS/Wii版との最大の違いは追加ストーリー「つながる未来」が収録されています。このモードは買ってすぐタイトルから始めることができるため、過去にやりこんだ方は本編をクリアすることなく追加ストーリーだけを楽しむことが可能です。
つながる未来編のクリアまでのプレイ時間はサブクエも入れて10時間程度。
サブクエやノポンジャーイベントと言ったコンテンツでは本編では描かれなかった結末が?!
タイムアタックが追加
本編にタイムアタックが追加されています。報酬として新しい装備などが手に入ります。
タイムアタックは本編4章に入ってすぐ可能です。
上級者モードが追加
オプションの設定に「上級者設定」が加わりました。この機能を使うとEXPをストックし、レベルの上げ下げが自由にできるようになります。これによりレベル差の影響が大きい本作の問題点が改善され、例えばレベルを上げすぎて簡単になってしまった場合でも、レベルを下げればストーリーの重要なバトルに緊張感を加えることができます。
全体的な画質が向上
本作ではWii版と3DS版に比べてモデリングやテクスチャが綺麗になっています。なお海外のメディアの検証によると『ゼノブレイドDE』の解像度は可変式で、TVモード時は540~720p、携帯モードで378~540pとなり、遊ぶ環境で異なります。
ゼノブレイドDEは買い?
“決定版”としてコレクション性の高い仕上がり!
真新しさは特になく追加ボリュームの少なさや移動がネック
本作未プレイであればユーザーを選ぶ作品
『ゼノブレイド』自体はJRPGの1つの時代を創った作品として有名ですが、あくまでも本作は決定版としてのリマスターです。過去にゼノブレイドをやったことがなくSwitchの新作ゲームとして購入すると新しい体験がなく、期待ハズれになってしまう可能性が高いです。現代的なゲーム体験に慣れているユーザーにはシステム面、オープンワールドの自由度、キャラクターの動きなど、どうしても古臭く感じてしまう部分があるので、そこは10年前のゲームであり「2010年の名作JRPG」と、念頭に置いてプレイすれば楽しめるとは思います。
以上、『ゼノブレイド ディフィニティブエディション』のレビューでした。